マナーは必要?ルールとマナーの違い
ルールやマナーという言葉から、あなたはどんなイメージを持つでしょう。「難しそう」「堅苦しい」「面倒そう」などと思う人もいると思います。
ルールとは
ルールとは、私たちが日々社会で生活し、生きていく上で守らなければならない大事な決まりのことです。ルールがもしもなかったら、たくさんの人が自分勝手に行動し、周りの人に迷惑をかけてしまったり、事故なども頻繁におこり、生活していくにはとても大変です。ある程度の最低限のルールは、私たちの生活を守るため必要なものです。
マナーとは
マナーとは私たちが気持ちよく生活していくための「心づかい」を意味します。相手への思いやりや敬う心を表すものです。ご飯を食べるときの「いただきます」や「ごちそうさま」。感謝の思いを伝えたり、喜んでいただけるようにおもてなしをしたり、マナーとは、人と人とを結ぶものとしてとっても大切なものです。
ルールもマナーも私たちが生きていく上で、なくてはならないものなのです。
マナーを身につけると…
マナーの代表的なものに、お食事のマナーがあります。洋食と和食のマナーが一般的ですね。あなたは自信を持って美しく食事ができていますか?
たとえば、仕事の取引先との食事会や、ちょっとカッコつけたい相手との食事など、意外と食事にはその人を丸裸にするくらい、その人となりがわかってしまうもの。大事なシーンで恥をかかないことはもちろんですが、そのお店の心配りやおもてなしの素晴らしさをより感じ、豊かな時間を過ごせるのもマナーを自分のものにできているから。マナーを身につけるとどんな変化が起きるのか?想像できますか?マナーを学んでも、使うようなシーンに出会わないとか、自分にはあまり必要がない、なんて思っていたらもったいない!
教養とは、身につけたものを実践することで本物となります。また、その世界を知ると、不思議とそれを必要とする場に縁ができるものなのです。マナーを必要とする場は、大事な場面で出てきます。あなたが、またワンランクアップした世界で活躍できるようになっていくのです。マナーを身につけることで、自分の心の軸が整うことにもつながり、他人を気にすることなく、心豊かに、ゆったりと今を楽しめるあなたになれるのです。
子どもたちに伝えたいマナー
「育ちの良さ」はお金持ちだけではありません。質素な生活の中でも身につくものです。ものを大切にしたり、相手の気持ちを想像し、優しい言葉づかいと笑顔の大切さを幼いうちから学べることは、その子のこれから生きていく上での大事な鎧となります。
知らなかったことで味わう屈辱やトラブル。味わうことで学びにもなりますが、中にはその傷がトラウマになることも少なくありません。素敵な大人になって、自分の夢を追いかけてほしい。親なら誰もが願うことです。厳しいしつけではなく、知っていたら生きやすくなるマナーもあるのです。コミュニケーション不足が心配される時代だからこそ、その基礎を親子で自然に学べたらいいですね。
マナーを学ぶ本当の理由
自分に自信がない…。そんな声を時々耳にします。ですが、はじめから自信があったらそれは「傲慢」なのです。いろんな経験を積み努力してはじめて自信は生まれます。
マナーを学ぶのは人に迷惑をかけないことはもちろんですが、自分自身をより磨くためでもあるのだと私は思います。「相手を不愉快にさせないこと」これがマナー。大切に思う気持ちを表現すること。おもてなしの心、美しい所作は見ている人まで幸せにします。そして「大事にされる自分」になれるのです。マナーを身につけることは自分を守ることにも繋がります。そして人生まで変えていけるパワーを持っているのです。
マナーとは、食べ方や挨拶の仕方を学ぶ形だけのものではなく、あなたがあなたらしく生きるために必要な大事な心を身につけ、内側から光り輝く本当の幸せに出会うための大事な宝物になることでしょう。
品格は人格。美しい人格をつくっていきましょう。
新潟のマナースクール「マナクル」
お問い合わせはマナクルホームページへ
なでしこ和美人越後代表 前山豊子
公式ブログ
https://nadeshikowabijin.jp/
前結び着つけ教室
https://www.mae-musubi.com/